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新型コロナウイルス感染症第一波を振り返って

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こんにちは。
めどぷら開発スタッフ木村です。
最近では、新型コロナウイルスも落ち着き、外を歩く人もマスクを外し、繁華街にも賑わいが戻りました。
そんな中ふっと、今があるのは「あの頃」医療従事者の皆さんが最前線で戦ってくれたから・・・と思う時があります。
私が病院勤務だった時の「あの頃」の経験をお伝えします!

未知の新型コロナウイルス感染症第一波到来

新型コロナウイルス感染症は、医療・国民全体に甚大な影響を及ぼしました。
旅行会社、飲食店、宿泊施設の窮状は、そこで働いていた人々の暮らしの糧を脅かし、当たり前だった通勤も在宅ワーク、通学はオンライン授業へと変わりました。
いつも賑わっていた場所も、ほとんど人がいなくなり閑散としていました。
マスク必須、常に手指消毒、3密(密着、密接、密集)を避ける、咳をすると周りから白い目でみられる日常。TVをつけるとニュースは、毎日地域ごとのコロナ感染者数と死者数の報告。有名人のコロナ感染死・・・世の中、コロナウイルス一色でした。

その頃、医療業界では

医療は、今までと変わり、本来あるべき医療ができずコロナ患者が増えると共に、医療従事者の負担も増え、ベッドも毎日満床が続きました。
医療従事者自体もコロナウイルス陽性となり、周りも濃厚接触者などで1日に数名が休みになり非常に大変な状況となるケースも増えました。

看護が出来ない、ベッドに空きがない、マスク・防護服などの在庫が足りないなど「医療崩壊」が叫ばれました。
また、その頃は限られた治療薬しかなく、ワクチンもまだ未承認でした。
入院患者の家族の面会禁止、コロナウイルスで亡くなられた患者さんには最期会うことは出来ず、会えるのは遺骨になってからでした。

私が勤務していた病院での状況

私が以前勤めていた病院は、新型コロナウイルスで重症化しやすいとされる人工透析を受けている患者さんが大半でした。

そのため、スタッフは、毎朝体温を測り上司に提出、風邪の症状が少しでもあると出勤停止、透析室で看護中はもちろんのこと、院内清掃などで透析室を出る時も、常に防護服・手袋・マスク・フェイスシールド着用を義務付けられていました。
お手洗いに行く時など、透析室を出入りする際は、着用したばかりであっても、新しい防護服に着替えました。
コロナウイルスは地面に蔓延するため、ペンなど床に落ちたものは必ず消毒しないと使用禁止、防護服を脱ぐ際も、コロナウイルスが付着している可能性のある外側面が、服や皮膚に付着しないように脱ぎ方のマニュアルもありました。
患者さんが帰宅後は、ベッド、TV、椅子やテーブル、車椅子、トイレ、患者さんのロッカールームなど、院内全ての消毒作業が徹底されました。

病院スタッフは、病院を出た後のプライベートでも、外食禁止、マスク不着用時に長時間お喋りは禁止、常にアルコール消毒の持ち歩きの徹底は当然のこと、同居家族以外と会うことも禁止、たとえ親族の場合であっても病院の厳しい問いと許可が必要でした。

冠婚葬祭の出席も極力控えること。どうしてもの場合は、帰宅後に必ずコロナウイルス検査が必須でした。世間の3密(密着、密接、密集)等が緩和されても、私の勤務していた病院は徹底が続きました。
それらは、スタッフのみならず、患者さんにも同様でした。

スタッフも患者さんも一人一人が病院側の「やりすぎじゃないか?」と思えるくらいの徹底を受け入れ実行していたため、私の勤務していた病院は、コロナウイルスに感染する患者さんもほとんど出ず、クラスターになることもありませんでした。

人工透析を受けている患者さんは、新型コロナの位置づけが「5類」に移行したあとも、感染した際の致死率がおよそ2%と高い状況が続いていることが日本透析医会の調査で分かっています。

厚労省から、徹底した感染対策で表彰を受けるほどの病院に勤務していたため、新型コロナウイルス感染症第一波の時期の病院の緊迫した毎日は、執筆している今でもあの頃の緊張感に襲われます。

さいごに

なぜ、世界に誇る日本の医療が未知のウイルスにより危機的状況に陥ってしまったのか。実際の現場ではいったい何が起きていたのか。
最前線の医療従事者にとって苦難の日々を俯瞰すべく、そして新型コロナウイルス感染症第一波のあの頃、苦しんで亡くなった患者さん、身を粉にして戦った医療従事者の皆さんを忘れることのないよう、記録として残します。

「いつ、未知のウイルスが流行り「面会禁止」になり得る事態が起こるかわからないから病院で入院はしたくない」「病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい」「人生の最期は自宅で迎えたい」と望まれる方のために、頼りになり親身に寄り添ってくれるのが訪問看護です。
「人生の最期」を穏やかに過ごしてもらうために、医師と看護師の密な連携をスムーズに行うことが大切です。

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企画・執筆: SAORI

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SAORI

臨床検査員、病理細胞検査員、透析病院看護を経てやっぱり生きてる人間が好きだと気づいたSAORIです。好きな臨床検査は尿沈渣です。

臨床検査員、病理細胞検査員、透析病院看護を経てやっぱり生きてる人間が好きだと気づいたSAORIです。好きな臨床検査は尿沈渣です。

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