特別訪問看護指示書とは?
目次
特別訪問看護指示書とは
特別訪問看護指示書は、原則は訪問看護指示書が交付されている方を対象に交付される指示書です。
簡単に言うと・・・
指示期間は最長14日で、訪問看護サービスを受けていることを前提とし、病状が急に悪化した場合や終末期、退院直後等、頻繁に訪問看護が必要であると主治医が認めた場合に交付を受けられます。
特別訪問看護指示書は訪問看護指示書を交付した同一の医師からの発行となります。
医療関係者には”特指示”(とくしじ)や”特別指示書”(とくべつしじしょ)と呼ばれることもあります。
もう少し詳しく説明していきます!
特別訪問看護指示書の交付(医療保険の場合)
主治医は、診療により利用者が急性感染症の急性憎悪時、末期の悪性腫瘍等以外の終末期又は退院直後で週4日以上の頻回な訪問看護の必要を認めた場合は、頻回な訪問看護が必要である旨の特別訪問看護指示書を交付することができることとなっています。
訪問看護ステーションは、主治医と密接な連携を図り、特別訪問看護指示書が交付された日から14日以内は毎日訪問を行うことができます。
医療保険の利用者は、居宅において継続して療養を受ける状態にある物(40歳未満の者および40歳以上の要介護者・要支援者・要介護者でない者)は、医療保険でのサービスは週3回が限度になります。
しかし、上記の状態が主治医により認められた場合は、特別訪問指示書の発行の交付が可能となります。
特別訪問看護指示書の交付(介護保険の場合)
介護保険でのサービスを受けている利用者が急性憎悪等により頻回の訪問看護が必要な場合は、特別訪問看護指示書が交付され、指示期間中は医療保険で訪問看護を受けることになります。
特別訪問看護指示期間終了後は、介護保険のケアプランに基づく訪問看護の提供となります。
特別訪問看護指示期間について
原則
原則として特別訪問看護指示書の交付は月に1回までです。
ただし以下の状態である場合は月2回の発行が可能となります。
- 気管カニューレを使用している状態にある利用者
- 真皮を越える褥瘡の状態にある利用者
月またぎの指示期間で発行された指示書について
月またぎの指示期間発行の場合について少し説明していきます。
例えば、月1回発行が原則の利用者の場合、3月分が3月27日~4月9日までの指示期間の特別訪問看護指示書が発行されたとします。
4月分としては、4月10日以降、主治医が診察に基づき急性憎悪等と判断すれば、特別訪問看護指示書をあらためて交付することが可能です。
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企画・執筆: 山根 絹
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執筆者
山根 絹
訪問看護ステーション月 管理者兼訪問看護師
看護師歴: 25年
保有資格: 認定心理士、看護学校教員免許
訪問看護ステーション月 管理者兼訪問看護師
看護師歴: 25年
保有資格: 認定心理士、看護学校教員免許