在宅患者訪問点滴注射指示書の様式や書き方・注意点
こんにちわ!めどぷら開発メンバーの訪問看護ステーション管理者の山根です。
みなさんは、利用者さんに点滴指示が出たときに、「在宅患者訪問点滴注射指示書」について、書き方や様式などに悩まれた経験はないでしょうか?
私自身は、2週目以降ってどうしたらいいのかなと迷った経験があります。
今回は、私の経験と調べたことをもとに”書き方”をシンプルにまとめてみました。
ちなみに、在宅患者訪問点滴注射指示書とは、週3日以上の点滴注射を行う必要を認め、主治医が訪問看護ステーションに対して指示を行う場合に交付するものです。
以下の記事にも、詳しく説明していますので、ご覧いただければ幸いです!
在宅患者訪問点滴注射指示書における在宅患者訪問点滴注射管理指導料って?
【医療保険】介護保険でも在宅患者訪問点滴注射指示書はもらえる?
今回は上記を踏まえ、在宅患者訪問点滴注射指示書の書き方についてもう少し詳しく説明していきます。
目次
在宅患者訪問点滴注射指示書の指示期間について
在宅患者訪問点滴注射指示書の有効期間は、週1回(指示期間7日以内)です。
7日以内の指示期間で、月に何回でも交付することができます。
在宅患者訪問点滴注射が初回に場合
「(通常の)訪問看護指示書」+「在宅患者訪問点滴注射指示書」が必要になります。
在宅患者訪問点滴注射が2週間の場合
「在宅患者訪問点滴注射指示書」が必要になります。
在宅患者訪問点滴注射指示書の様式(厚生労働省)と書き方
在宅患者訪問点滴注射指示書の様式は、下記の指示書の共通です。
指示書の様式
- 別紙様式16(訪問看護指示書)
- 別紙様式17の2(精神科特別訪問看護指示書)
- 別紙様式18(特別訪問看護指示書)
上記の様式を用いて、指示期間、点滴注射指示内容(投与薬剤・投与量・投与方法等)、留意事項及び指示事項(注点滴注射薬の相互作用・副作用についての留意点など記入)、交付日は指示期間開始日と同じ日付で記載が必要です。
2週目以降の在宅患者訪問点滴注射指示書について
在宅患者訪問点滴注射指示書の有効期間は7日なので、2週目以降の在宅患者訪問点滴注射指示書は、上記の様式で在宅患者訪問点滴注射指示書のみに○(マル)をつけてもらい指示書の交付を受ける必要があります。
また、引き続き必要な場合7日ごとに診察後の指示を受ける必要があります。
ちなみに、週2回以内の点滴指示の場合は、通常の訪問看護指示書でかまいません。
ただし、正確に実施できるように、指示書等に点滴内容など詳細な指示を書いてもらう必要があります。
また、週をまたいで在宅患者訪問点滴注射指示書が交付された場合、在宅患者訪問点滴指示書の期限は7日間なので、その都度交付を受ける必要があります。
暦週(日曜日から土曜日の1週間のこと)で考えるのではありませんのでご注意ください。
まとめ
他にも細かいところがありますが、在宅患者訪問点滴注射指示書の書き方で気をつけたいのは、
- 様式(他の指示書と同じものを使う)
- 期間(有効期限は1週間以内)
- 初回と2週目以降の違い
かと思います。
書き方などで難しい場合は、ぜひ「めどぷら」をお試しください!
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企画・執筆: 山根 絹
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執筆者
山根 絹
訪問看護ステーション月 管理者兼訪問看護師
看護師歴: 25年
保有資格: 認定心理士、看護学校教員免許
訪問看護ステーション月 管理者兼訪問看護師
看護師歴: 25年
保有資格: 認定心理士、看護学校教員免許